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【第5回】HTML5とHTML4,XHTMLの違いその4:変更された要素

Posted by 寺西 裕紀 | 12月 19, 2011 | No Comments

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今回はHTML5で再定義された要素についてその変更点を説明する。これらの要素を使う場合、これまでの使用方法と区別してマークアップすることが大切だ。

a
HTML4ではhref属性を使わずにname属性によってコンテンツの位置を示すアンカーを表していた。HTML5ではname属性は廃止され、href属性のないa要素はid属性などを伴ってリンクが設定される可能性を示すプレースホルダを表すようになった。またこれまでフレーズ内容 (インライン要素またはテキスト) のみに限定された内容モデルが変更され、フロー内容 (ブロック要素) も含むことができるように変更された。
address
HTML4ではaddress要素が表す連絡先情報がどのコンテンツに関連しているかについては規定されていなかったが、HTML5では新しいセクショニングの概念により、適用範囲が限定されるようになった。
b
HTML4では単に太字でレンダリングするだけの見た目に特化した要素だった。HTML5では文書の概要におけるキーワードや、レビューにおける製品名、対話的なテキストベースのソフトウェアにおける実行可能箇所、記事のリード文などといった注意を引きつけたい箇所を示す場合に用いられるようになった。
cite
HTML4では引用元や参照元の情報を表すことになっていたが、HTML5では作品 (例: 本、新聞、小論、詩、楽譜、楽曲、脚本、映画、テレビ番組、ゲーム、彫刻、絵画、演劇、戯曲、オペラ、ミュージカル、展示、訴状、判決書、etc.) のタイトルのみを表すようになった。
dl
HTML4では定義リストとして規定されていたが、HTML5では名前と値のグループからなる連想(関連)リストを表すようになり、より汎用的なリストとして使用できるようになった。
head
子要素としてobject をもつことができなくなった。
hr
HTML4では単に水平線をレンダリングするだけの見た目に特化した要素であったが、HTML5では段落(テーマ・話題)の区切りを表すようになった。
i
HTML4では単にイタリック体でレンダリングするだけの見た目に特化した要素だったが、HTML5では文章のなかで、異なったトーンや雰囲気、もしくは他のテキストと性質が異なる箇所を表すようになった。たとえば分類、専門用語、他言語での慣用句、考え(心の中で思ったこと)、アルファベットでの船舶名表記など印刷時にイタリック体となるような部分を他と区別する場合に用いる。
label
HTML4ではラベルをクリックするとlabel要素と関連づけられたフォームコントロールがフォーカスされていたが、HTML5ではそのような挙動はプラットフォーム側の基準に従うことになった。
menu
HTML4ではリストを表す要素であった(ただしリストを表す場合ul要素を用いることが推奨され、menu要素は非推奨な要素であった)。HTML5ではツールバーやコンテキストメニューを表すよう再定義された。
s
HTML4では単に取り消し線をレンダリングするだけの見た目に特化した要素であった。HTML5では正しくなくなった、もしくは関係のなくなった内容を表すようになった。
small
HTML4では単に小さい文字をレンダリングするだけの見た目に特化した要素であった。HTML5では細則などの補足的な注釈を表すようになった。
strong
HTML4では強調を表していたが基本的にはem要素との区別がされていなかった。HTML5では文章の一部を部分的に強調するものではなく、文章の重要度を示すものとなった。
u
HTML4では下線をレンダリングするだけの見た目に特化した要素であった。HTML5では音声では明示化されることはないものの明示的に区別して表示される、文意に影響しない注釈を表す。たとえば、中国語での固有名詞や、スペルミスのある単語の指示などに利用される。

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